今年最後に持論を展開

よく言われるパワー・スタミナ・スピード。

 

まずパワーとスピードについて。

 

パワーとスピードは相反するものでパワーを付けるとスピードが遅くなり、スピードを付けるにはパワーをある程度犠牲にしなければならない。

 

では一体、どちらを選んだほうが有利なのか?

 

これはほぼ答えが出ていると思う、なぜかというと格闘技の試合は一般的に階級制になっている。ボクシングを例にすれば、1~2キロ未満の間で分かれている。

 

人間の急所が殆ど集まっているような顔(頭)を8~9割がた攻撃する競技で、このように細かく体重が分かれているということは、体重の重さは相手に与えるダメージに大きく関与しているということを言っているのだろう、体重を乗せたそのパワーの差が勝敗を分けてしまうからという事だろう。

 

ミニマム級とヘビー級が闘ったら一般的にどちらが勝つかは想像に難くない。

 

昔、極真会館の大山館長が「技は力の中にある」という言葉は正に的を射ている。

 

 

ではスタミナはどうだろうか?

 

スタミナの衰えは年齢と比例する。

 

年を取っても短い間であればスピードとパワーのある攻撃はできる、しかし持続できない、それはスタミナがないからだ。

 

若さだけである程度パワー・スピード・スタミナが備わっている、一番ベースになるものが備わっているのでルールのある格闘競技では必然的に若い人が強い。

 

 

では年を取るといくら稽古を積んでも意味が無いのか、これはあくまでも「格闘競技」の話で、自分の身を守るような場面ではルールは無いので、私たちのような年齢の人は如何にズルく、身を守るか、ルールに縛られないかが重要だと思う。

 

 

※先日、ライジンとか言うイベントで桜庭選手対青木選手を観た、総合格闘技はつまらないと思っていた私が、総合を好きになったのは桜庭選手がグレイシ一族を撃破していく試合を観たからだ。一方的に桜庭選手が負けたが私にとっての桜庭選手へのリスペクトは変わらない。

 

 

 

今年ももうすぐ終わります、皆さんよいお年を。