綱引

毎日の日課、新聞のラテ蘭をじっくり見ていると、またまた「ひろいき村」に目が留まる。



2時間スペシャルで綱引もやるらしい。



かれこれ20年以上前、付き合いで綱引をやったことがある。

当時、静岡は男子の「丸徳クラブ」と女子の「第一製薬」(と言ったと思う、今第一製薬は合併したのかな?)が全国大会をアベック優勝で飾ったりして、SBSテレビで県大会と中継したりもしていた。(私もちょこっと出た)


綱引きというと私が小学生の頃は学級対抗リレーに選ばれなかった人がやる競技で、

お世辞にも花形種目ではない。


私のやったのは室内競技で、8人制、合計の体重が600キロという制約があった。

なにせ付き合いなので初めは「嫌々」、当時は空手の選手でもあったので正直鬱陶しかった。


しかし、この綱引という競技は中々奥が深く、いかにパワーを相手に伝えるかが非常に難しい。ロープを正しい態勢で、動作をシンクロさせながら戦わないといけない。誰か1人でも態勢が崩れると、チームのパワーは相手に伝わらず、無駄に力を出しているだけになってしまう。


そして、負けたときの悔しさがハンパではない、上手く説明できないが、同じぐらいのレベルの相手に腕相撲で負けたときとか、空手で言えば格下の相手に負けたとかそんな感じ。

特に自分が余力があったのに(正しい姿勢を維持できていたのに)負けたときの悔しさはさらに倍増される。


そんなことで、一時期ハマった、勝つための戦略を考えるのも面白く、理屈っぽい私にぴったり。しかし、練習が地味だったり結果が出なかったりで、チーム内に温度差が出始め自然消滅してしまった。その後、綱引ももう少しメジャーになるのかなと思っていたが、「練習の地味さ」が災いしてか今は以前より寂しいかな。






その後、丸徳クラブは監督が辞めてから低迷した。この監督の文章を読んだことがある。当時は「綱引きマガジン」という月刊誌があり、その中の文章だ。今でも強烈に印象に残っている言葉がある、その内容は「自分がチームの中でなくてはならない存在だと思ったとき、もうその人はそのチームに必要が無い」という趣旨の文。どの集団でも、特に会社はこの戒めは必要だと思う。皆さんもこの言葉を戒めにして頂きたい。



また仕事中に・・・、書いている。


空手の修行が足りない、、、かな。